他者の気持ちを考える話
毎日毎日、何かに気づくわけではない。
そんなに書きたいことが浮かぶわけではないよ!という言い訳をしつつ、今回の話に入る。
人間関係で色々ゴタゴタしたことが、最近ひとまず解決した。
ずっと相談に乗ってくれていた人に報告し、どんな感じでまとまったのかを話したときに、その人は相手方に対してこんなことを口走った。
「もう少し他者の気持ちを考えないといけない!」
本能的に出てきた言葉だったのだろう、正直私がびっくりした。その人は、私の肩を持っているところは確かにあるのだが。
実際、相手方は私の気持ちなど微塵も考えていなかったし、丸く収まるまで私がどんな気持ちで過ごしていたかを考えもしなかった。
というか、考えなさすぎて、ある意味無敵だったのである。
なんの悪気もなく正義感もあり、一見イイヤツだから始末に悪い。
相手の立場。
相手の気持ち。
相手の心地よさ。
なんでもかんでも相手を優先すると、自分が後回しになるように感じるかもしれない。
だが、他者とちゃんと付き合いを持つのなら、相手のことも考える必要がある。
大事なのは落とし所だ。
どっちかが過剰に譲歩する関係は、時と共に崩壊する。
独りで完結している相手を見ていない交友は、正直しんどすぎてもう無理だなぁ。
そんなことを思いながら、「もう少し他者の気持ちを考えないといけない!」という、相談相手の魂から出た言葉を胸に刻むのである。