自分と一緒にいてくれる人に気づいた話
「お前がいい」と言ってくれる人と一緒にいよう。
そう思った夜。
なんというか、自然体でいるほうがストレスがない。
要求よりも承認がいい。
そんな普通のことを今更考え付いた。
「一緒にいたいのなら、このように在ってください」という要求は、悪癖でないのなら無理な注文なのである。
幸いなことに、私には「お前がいい」と言ってくれる人がいる。
自己否定と反省と対策にまみれたこれまでの人生がふと、やっと報われた気がした。
ああ、別に自分を無理に変えたり我慢しなくても、一緒にいてくれる人ができたのだな、と。
もちろん、人から良い評価をもらったからと言って、それにあぐらをかけば失っていくのだが。
その好意的な気持ちに応えよう。そう思えるほど心を暖めてくれる人に、恩義を返したいと純粋な気持ちで想う。
自分を磨くにしても、否定しながら磨くよりも、肯定しながら磨くほうがずっといい。